東京貴金属見通し=金は乱高下か

2015/01/23 16:50:40

<金>
 今週の東京金先限は、NY金が安全資産として上昇したことを受け、水準を切り上げる形で越週した。
 来週も、欧州中央銀行(ECB)による量的緩和の導入決定を受けて地合いが引き締まったことで、概ね堅調推移となりそう。ただ、今週の上げ足が急速であったため過熱感が台頭しており、先ぎりは節目の5000円近辺で利食い売りが膨らみそう。テクニカルも上値警戒サインを示していることで、高値更新どころで逆張り派が動き出すと読む。乱高下必至か。日本時間29日午前4時に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)声明が、盛り上がった相場に冷水を浴びせることになるかもしれない。警戒すべきだろう。
 来週の予想レンジは先限ベースで4800円〜5100円。

<白金>
 今週の東京白金は堅調。1月21日には高値4933円をつけ、昨年7月31日(高値4934円)以来、約半年ぶりの高値圏に浮上したが、その後は欧州経済の先行き不透明感を嫌気した売りなどが上値を抑え、伸び悩む展開となった。
 スイス国立銀行(中央銀行)が通貨フランの対ユーロ相場での上限撤廃を決定したことや、欧州中央銀行(ECB)が量的緩和策を導入したことで、通貨への信頼が揺らぐ一方、安全資産としての金需要が増加。貴金属としての白金は金の上伸に連れ高し、上値を試す動きとなった。しかし、欧州は自動車の排ガス除去装置の触媒に白金を多く用いるディーゼル車が普及しており、中国は白金系金属のパラジウムを使用するガソリン車が、世界最大の自動車販売台数を誇っている。両地域の経済見通しが下方修正されるなか、白金の工業用需要の減少懸念が相場の上値を圧迫しており、目先は頭の重い展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで4700円〜5000円。

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