東京貴金属見通し=手じまい売りは一巡した金

2015/03/13 17:44:11

<金>
 今週の東京金先限は、NY金の下落を受け手じまい売りが膨らみ、水準を切り下げての越週となった。
 来週の注目材料は、17、18日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)。FOMCではフォワードガイダンスの、利上げに「忍耐強く」の文言が削除されると予想されており、FRBが金融政策の正常化に向けての準備を整えるとみられている。文言削除はNY金にとって売り材料だが、既に今週の下落で織り込み済みとの見方は少なくない。日足チャート上では連日下ヒゲを伸ばし底固さを窺わせる形。本物の下落相場はこのようなヒゲを下へは伸ばさない。弱材料出尽くし後の戻りを期待すべき局面のようだ。
 来週の予想レンジは先限ベースで4420円〜4650円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。良好な2月の米雇用統計を受け米早期利上げ観測が強まったことや、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和実施やユーロ圏諸国の国債利回りの低下を受けユーロ売りドル買いが加速するなか、ドル建てNY白金は下落、3月12日安値1112.50ドルをつけ、2009年7月以来、約5年10ヶ月ぶりの安値圏に値を沈め、東京白金は為替の円安をみた買いに支えられ値位置を維持したものの、年初来安値を更新した。
 自動車排ガス除去装置の触媒用需要が多いユーロ圏経済の先行き不透明感が強いことや、宝飾品としての輸入の多い中国の景気減速見通しを背景とした売りにも下押され、短期的には2014年10月6日安値4225円を試す可能性がある。しかし、白金ETFの現物保有量が増加傾向を示しており、安値では市場の買い意欲が強まることから、来週は押し目買いの展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで4300円〜4600円。

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