東京貴金属見通し=金は調整局面か

2015/04/10 16:52:57

<金>
 今週の東京金先限は、戻り歩調で始まった後、徐々に頭重くなり高値圏から外れる形で越週した。
 来週は、ドルの地合いが引き締まりつつあることで、軟調推移を強いられそう。3月の米雇用統計は弱かったものの、9日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、米金融当局が景気の先行きに対しそれほど弱気に傾いているわけではないことが判明したため、ドル買いの勢いがやや強まりつつある。ユーロがギリシャ債務問題再燃懸念で再び弱含んでいることも、ドル高を背景にNY金を圧迫しそう。国内金が日足チャート上で7、8日と2日続けて20円幅の上ヒゲを伸ばして引けたことは、上値が重くなっていることを示唆している。やや水準を切り下げながら、調整色の強い1週間になると読むべきだろう。
 来週の予想レンジは先限ベースで4500円〜4730円。

<白金>
 今週の東京白金は週明けに上伸したが、値位置を維持できず、週末にかけて上げ幅を削る展開となった。
 3日に発表された3月の米雇用統計で非農業部門就業者数の伸びが約1年ぶりの低い伸びに留まり、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ時期を先送りするとの見方が強まったことが支援材料となり、4月7日には高値4576円をつけた。しかし、その後はギリシャへの支援交渉を巡るユーロ圏経済の先行き不透明感の強さや、中国の経済成長の減速見通しなどが圧迫材料となり伸び悩んだ。
 一段高を試すには、環境規制の強化に伴う自動車排ガス除去装置の触媒需要の増加など需給面での支援材料が必要になるが、ギリシャ債務交渉の難航を背景にユーロ圏経済の先行き不透明感が強いことから上値も限られ、来週はレンジ内でもち合いながら値固めを試す展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで4400円〜4650円。

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