東京貴金属見通し=金、依然売り方有利か

2015/06/12 16:45:35

<金>
 今週の東京金先限は、弱含んだNY金に連れ概ね軟調に推移した。
 来週は、16−17両日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目材料。米国では雇用関連指標に続いて消費関連統計である小売売上高が高い伸びを示し、景気回復基調を後押ししたため早期利上げ開始説が再浮上している。FOMC声明やその後のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見で、9月利上げを連想させる文言や発言がみられれば売り圧力が強まり、12月ならフラット、来年もしくは触れることなく市場が動揺すれば買いが膨らむと判断すべきか。趨勢は売り方有利。反転を期待するには、やや無理のある状況下と読む。
 来週の予想レンジは先限ベースで4550円〜4750円。

<白金>
 今週の東京白金は軟調。為替の円安を手がかりに上伸する場面もあったが、黒田日銀総裁の発言をきっかけに為替が円高へ振れると、手じまい売りに下押されて週末にかけて下落し、1カ月ぶりの安値圏に値を沈めた。
 来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、為替市場を主導に様子見姿勢が強い。また、ギリシャの金融支援交渉を巡っては、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)が、18日に予定されているユーロ圏財務相会合までの決着を強く促している。6月末の支援期限までに交渉がまとまらず、ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥る可能性があることが、自動車の排ガス除去装置触媒などの工業用需要の減少懸念を強めており、目先は4400円の節目が下値支持線として意識され、同水準を割り込めば4月27日安値4318円を視野に下値を試す展開になると考えられる。
 来週の予想レンジは先限ベースで4300円〜4500円。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ