東京貴金属見通し=金は堅調推移か

2015/06/19 16:49:04

<金>
 今週の東京金先限は様子見ムードで推移した後、FOMC声明やギリシャ不安などを支援材料に上伸し、場味を回復させての越週となった。
 来週は、下振れ懸念が解消された後の戻りと買い安心感が市場を支配しそう。17日の会見でイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、利上げ時期を示さなかったことは売り方を失望させ、市場ムードを好転させた。流れが買い方有利に変わった、と判断すべきだ。ギリシャ不安が一層の金買いを後押しするような事態になれば、先限は年初来高値を試す地合いが形造られることになるかもしれない。
 来週の予想レンジは先限ベースで4650円〜4950円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。ギリシャ金融支援交渉が決裂し、同国のデフォルト(債務不履行)懸念が強まった。これを受け、欧州経済の景気後退に伴う、工業用需要の後退懸念が相場を下押し、ドル建てNY白金は1100ドルの節目を割り込み、2009年4月28日(1071.1ドル)以来、約6年ぶりの安値圏に値を沈めた。欧州では自動車の排ガス除去装置に多く白金を用いるディーゼル車の普及割合が高い。また、宝飾用需要の割合の高い中国の輸入減少見通しも圧迫要因となっており、同水準を割り込めば、NY白金が1000ドルの節目を試す展開が予想される。
 国内市場は為替の円安・ドル高をみた買いに支えられているが、海外安を映した売りに下押され、来週は弱含みの展開になると予想する。来週の下値目処は3月19日安値4271円。同水準を割り込むと値を崩し、4200円の節目も視野に入る。
 来週の予想レンジは先限ベースで4250円〜4550円。

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