東京貴金属見通し=金は頭重い展開か

2015/07/17 17:09:01

<金>
 今週の東京金先限は、戻り歩調で推移した後、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、「年内の利上げが適切」との見方を改めて示したため、地合いを軟化させての越週となった。
 来週は重要な経済指標の発表などのイベントが比較的少ない中、頭重い展開になりそう。ドルの地合いを引き締めNY金を軟化させたイエレン発言は、しばらく尾を引く材料と読む。悪材料は織り込み目先の下値を確認した相場だが、値ごろ買いや円安進行で買いが膨らんだとしても、戻り頭は叩かれるだろう。方向性の乏しい一週間になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで4480円〜4620円。

<白金>
 今週の東京白金は下落、7月9日安値3976円をつけた後の買い戻しが入り、週半ばにかけ上伸したが、4100円の節目を維持できずに反落した。
 ユーロ圏や中国経済の失速に伴う需要減少懸念が圧迫要因。また、ギリシャ債務問題が解決しても欧州経済は依然として、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和策に支えられている状態であり、本格的な需要回復期待が強まるには時間が掛かる他、対ユーロでのドル高傾向も、ドル建てNY白金価格を下押す要因。目先、東京白金は4000円の下値を試す展開になると予想される。ただ、南アフリカ全国鉱山労組(NUM)によると、同国の金生産者と労働組合との間で行われている賃金交渉がこう着しており、今後の進展への警戒感があるため、一方的な下落は想定し難い環境。来週は下値を試した後の安値は買い拾われ、底堅い値動きになると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで3950円〜4250円。

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