東京貴金属見通し=金は買い戻される展開か

2015/07/24 16:47:03

<金>
 今週の東京金先限は、米利上げ観測を背景に手じまい売りなどが膨らみ、大きく水準を切り下げて越週した。
 来週は、28・29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目材料。9月の利上げ観測が強まるようだと、ゴールドの地合いは一段と悪化するとみられているが、声明文では9月を匂わすことなく年内を窺わせる表現に留まるとの見方も多く、買い戻される切っ掛けになるかもしれない。ギリシャ債務問題が沈静化し安全資産としての金の需要が後退、原油安でインフレ期待による買いも低下したため弱気ムードが強いものの、手じまい売りが膨らんだ後の割安感とテクニカルによる買いが、そろそろ戻り足を牽引する1週間になると読む。
 来週の予想レンジは先限ベースで4200円〜4450円。

<白金>
 今週の東京白金は急落。週明けから金市場の下落になびいた売りが入り、7月22日安値3851円をつけ、2012年9月3日安値3918円以来、約2年10ヶ月ぶりの安値に値を沈めた。また、NY白金は2009年2月以来、1000ドルの節目を割り込んだことで、市場からはリーマンショック後の2008年10月27日安値752.1ドルまでの下落を懸念する向きもある。
 ただ、今週の下落の間に、南アの白金上場投資信託(ETF)「ニュープラッツ」の現物保有量は、先週末17日の35.14トンから23日時点で36.13トンと、約0.99トンの増加。価格下落により投資需要が回復していることや、南アで労働組合と鉱山会社が行っている労使交渉は平行線を辿り、鉱山ストへの懸念が強まっていること、ギリシャ金融支援交渉が合意に達するなか、欧州経済の回復への期待感などが支援材料になると考えられ、来週は値固めを試す展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで3800円〜4200円。

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