東京貴金属見通し=金、戻り足の鈍い展開か

2015/07/31 16:44:19

<金>
 今週の東京金先限は、戻り売りに押され安値圏でもみ合う取引となった。
 来週は、7日の米雇用統計を控え神経質な値動きとなりそう。市場では堅調な数字になるとみる向きが優勢で、ゴールドにとって圧迫要因か。統計を前に値ごろに買いがみられても、今週のように戻り頭は叩かれそうだ。FOMC後の貴金属相場は、米国の利上げがいつになるのかを探っている。現在は9月実施を織り込みながらの取引で、12月に後退するような市場ムードになった場合は反発するだろう。米景気次第の様相を色濃くしているため、米経済統計をより注視する必要がある。
 来週の予想レンジは先限ベースで4200円〜4400円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。7月22日安値3851円をつけた後の調整主導の動きのなか、緩やかに下値を切り上げた。しかし、米国の年内利上げ観測を背景としたドル高を眺め、ドル建て白金価格が相対的な割高感からの売りに圧迫されたことで上値も重く、4000円の節目を上値抵抗線に伸び悩む展開となった。
 需給面では、南アフリカの白金大手ロンミンは24日、複数の鉱山の立て坑の閉鎖もしくは長期操業停止を計画していると発表。また、白金生産世界最大手のアングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)もルステンブルク白金鉱山の売却か分離上場を計画しており、白金相場の下落を受けた不採算鉱山の整理縮小が進むなかで、鉱山生産高の増加は見込みにくい環境。中国や欧州地域の景気後退に伴う需要減少懸念が和らげば買い直されるとみられることから、当面は底堅い値動きになると予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで3800円〜4100円。

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