東京貴金属見通し=金、頭の重い取引か

2015/08/14 16:41:10

<金>
 今週の東京金先限は、概ね戻り歩調で推移し水準を切り上げた。
 来週は、今週の買い材料となった人民元の大幅な切り下げの動きが終了したとみられるため、頭の重い取引を強いられそう。連日発表される米経済指標が、圧迫要因になるかもしれない。7月の消費者物価、住宅着工、中古住宅販売、8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数など。また、金融政策に関してはFOMC議事要旨が公表され、これらを通してFRBによる9月利上げ観測が一段と強まれば、今週13日が目先の戻り高値日だったことになるかもしれない。
 来週の予想レンジは先限ベースで4360円〜4510円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。8月4日安値3757円を底値に反発した後は、11日に中国人民銀行(中央銀行)が人民元の実質切り下げを実施したことで、貴金属相場全般が上伸した流れから値を伸ばし、8月12日高値4055円をつけ、3週間ぶりの高値圏に浮上した。しかし、中国経済の先行き不透明感を背景に、工業用需要の減少懸念が強まったことで、高値からは値を削られた。
 ただ、南アフリカ共和国の産金業界の労使交渉は決裂。労働組合は今後、南ア政府に調停を要請するとともに、スト権確立に向けた手続きを開始する。この動きに対し、南アのズマ大統領は13日の会合で、「現在の価格水準では、南アの白金鉱業の40%以上、金鉱業の31%が赤字となる」と指摘。同国の供給懸念に支えられて下げ幅は限られることで、来週はもち合いを継続し、値固めを試す展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで3800円〜4100円。

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