東京貴金属見通し=戻り歩調の金

2015/08/28 16:39:40

<金>
 今週の東京金先限は、為替の円高などを背景に4日続落し水準を切り下げた後、買い戻しがみられ下値からは外れる形で越週した。
 来週は、米国の経済指標改善と中国の景気減速懸念という強弱材料が交錯する中、テクニカルな買い戻しにより、戻り歩調で推移しそう。今週27日に前回の安値を下回った後、下ヒゲを伸ばし反発した動きは目先の底値を確認した形と判断できる。乱高下後の戻り歩調を続けながら、落ち着き処を探る動きとなりそう。
 来週の予想レンジは先限ベースで4300円〜4500円。

<白金>
 今週の東京白金は軟調。週明けから急落して25日に安値3570円をつけ、2012年8月以来、約3年ぶりの安値圏に値を沈めた。その後は、値を切り返し、3900円台を回復したものの、週間ベースでは下落して越週している。
 中国人民銀行(中央銀行)の人民元切り下げに端を発した株式市場の下落を受け、同国の経済成長への懸念が強まると、生産国からの「爆買い」に代表される同国の巨大な資源需要が将来的に減少するのではないかとの連想から、原油や銅などの工業用商品を中心に商品相場は下落。この流れから、自動車の排ガス除去装置の触媒に多く用いられる白金やパラジウムへの売り圧力も強まった。中国人民銀行が利下げなどの追加金融緩和を発表したことで投資家のリスク回避姿勢が後退したことで値を持ち直したが、不安感は払拭されていない。また、9月に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えることも市場の思惑を強め、来週は経済指標を手がかりに値位置を探る展開になると考えられる。
 来週の予想レンジは先限ベースで3700円〜4200円。

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