東京貴金属見通し=金は強気買い有利か

2015/09/25 16:37:22

<金>
 今週の東京金先限は買い戻しが膨らみ水準を切り上げ、節目の4400円を超える形で越週した。
 来週は戻り歩調が鮮明化しているため、買い方有利で取引されそう。節目の4400円近辺で底堅く推移すれば9月16日の安値が目先の底値と判断され、トレンドが上向いたとの見方から買い人気が膨らむかもしれない。ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題が世界経済の秩序に動揺をもたらし、投資家のリスク回避姿勢による金買いの動きは始まったばかり、との声もある。世界的な株安・金買いの火種が新聞紙上を賑わしている間は、強気買いで対処すべきだろう。
 来週の予想レンジは先限ベースで4350円〜4550円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。9月の中国の製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値が約6年半ぶりの低水準に悪化し、同国経済への警戒感が強まったことや、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が米国のディーゼル車排ガステストで不正を行ったとの報に圧迫されて下落。週末25日には安値3605円をつける展開となった。
 また、白金は自動車の排ガス除去装置の触媒に利用され、ディーゼル車の普及率は欧州圏が最も高いが、世界一の自動車売り上げを誇るVWは欧州経済の支柱であるドイツ最大の自動車メーカー。同社の販売が落ち込めば、ドイツ経済に打撃を与えることは避けられず、余波は欧州全体に及ぶ。現在は影響を測っている段階だが、今後、欧州全体に影響を及ぼす見込みが高まれば、需要減少懸念が一段と強まり、8月25日安値3570円を試す動きも予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで3550円〜3800円。

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