東京貴金属見通し=金は堅調に推移か

2015/10/09 16:45:35

<金>
 今週の東京金先限は、NY金の上昇などを受け、戻り歩調で推移した。
 来週は米経済指標を睨みながら堅調に推移しそう。9月の小売売上高や消費者物価、鉱工業生産などの主要指標が総じて市場予想を下回れば、米利上げ開始が来年にずれ込むとの見方が強まる。最近の米指標は、雇用統計や貿易収支、製造関連などで市場予想を下回ることが多いため注視すべきだ。今後もこのような傾向が続けば、本格的な上昇トレンドへと移行するかもしれない。ロシアによるシリアへの軍事介入やトルコへの領空侵犯を受け、ロシアと欧米側のあつれきが強まっていることも、支援材料になる可能性がある。強気姿勢が得策か。
 来週の予想レンジは先限ベースで4300円〜4550円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。週初め5日に安値3465円をつけた後に上伸し、3700円台を回復する展開となった。米国の経済指標が比較的弱く、米国の年内利上げ観測が後退していることや、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題を受けた売りがひとまず一巡するなか、中国勢が連休から市場に戻ってきたこともあり、売り方の手仕舞い買いや安値拾いの買いに支えられた。
 南アとロシアに次ぐ白金生産国であるジンバブエ政府は6日、同国内の大手鉱山会社に電力使用の25%削減を求めたことや、スイス資源大手グレンコアが7日、白金価格の低下と事業環境の悪化を理由に南アに所有する鉱山の閉鎖を発表したことで供給懸念も台頭。需給環境の変化が相場を押し上げている。しかし、VWの排ガス不正問題が引き続き懸念材料となるため上値は限られ、来週の戻り高値は売られる展開が見込まれる。
 来週の予想レンジは先限ベースで3450円〜3900円。

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