東京貴金属見通し=金は押し目買い有利か

2015/10/16 16:33:58

<金>
 今週の東京金先限は、NY金の上昇などを受け、水準を切り上げる展開となった。
 来週は市場ムードが好転していることで、概ね堅調に推移しそう。今月発表された米雇用統計が弱かった後、夏から米景気に陰りが出てきたことは様々な経済指標で明らかになってきている。年内利上げ観測が後退し、ドルが売られ、ユーロが強含み、ドル建て金が上昇するというパターンは明確化しそうだ。ただ、今週の上げピッチが急速であったことで、一旦調整の売りもみられそう。下げた日に買い仕込む、押し目買い姿勢が得策と読む。
 来週の予想レンジは先限ベースで4400円〜4600円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。NY白金は9月9日以来、約1カ月ぶりに1トロイオンス=1000ドルの節目を回復した。独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題を受けた売りが一巡し、投資家が買い戻しの機会を窺っていたことで、テクニカル主導の買いに値を伸ばした。
 しかし、VWの排ガス不正問題をきっかけに、フランスではディーゼル車に対する税優遇を縮小する方針が示されるなど、欧州地域ではディーゼル車販売への逆風が強まっている。今後、排ガス除去装置の触媒に白金を多く用いるディーゼル車の販売台数の減少が示されるようだと、白金の需要減少懸念が拡大すると考えられる。また、月末に米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控えるなか、米国の年内利上げへの警戒感も根強く、積極的に上値を追える環境とは言い難い。そのため、目先の上値は重く、来週は値固めを試した後、調整の売りに値を削られる展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで3600円〜4000円。

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