東京貴金属見通し=下値を試す動きの東京金

2015/11/27 17:09:54

<金>
 今週の東京金先限は、ドル高・ユーロ安を背景にNY金が下落したため、下値を切り下げる展開となった。
 来週は12月3日に欧州中央銀行(ECB)理事会、4日には11月の米雇用統計が発表されるため活発な商いが期待できる。ECB理事会では追加金融緩和が決定され、この材料はほぼ織り込まれていると考えられるドル・ユーロ相場がどちらに振れるか注目だ。一層のユーロ安が進めば金価格は一段安必至。一方、米雇用統計は非農業部門就業者数の増加幅が前月よりは鈍化するとの予想。下支え要因になるかもしれない。ただ、年初来安値を更新している国内金に対する下押し圧力は強い。トルコ軍によるロシア軍機撃墜で悪化した両国関係に一層の情勢緊迫化がみられれば、反転の切っ掛けになるかもしれないが、下値を試す流れを変えることは難しそうだ。
 来週の予想レンジは先限ベースで4080円〜4280円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。週明け24日に急落した後、26日には安値3297円を付け、2009年7月14日(安値3230円)以来、約6年4ヶ月ぶりの安値圏に値を沈めた。また、NY市場も下落し、25日には安値833.5ドルと、2008年12月以来、約6年11ヶ月ぶりの安値圏に値を沈めた。
 中国の景気後退懸念や独自動車大手フォルクスワーゲン社によるディーゼル車の排ガス不正問題などを要因として下落基調が続いている。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が12月にも利上げに踏み切るとの観測や、欧州中央銀行(ECB)が次回12月3日の会合で追加金融緩和策を実施するとの見方が強いことを背景とした為替のユーロ安ドル高も、ドル建てNY白金の圧迫要因。しかし、値頃感からの買いで安値からは反発しており、来週は戻り高値を試す展開が予想される。
 来週の予想レンジは先限ベースで3250円〜3500円。

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