東京貴金属見通し=米雇用統計次第の東京金

2015/12/04 16:26:48

<金>
 今週の東京金先限は安値圏で乱高下する中、一時的に年初来安値を更新したものの、下値では買い支えられた。
 来週は今週末発表の米雇用統計次第となりそう。既にFRBによる年内利上げは市場のコンセンサスになっている。雇用統計が予想通りならゴールドは軟調に推移し、悪い数字が示された場合は、買い戻しが膨らみそう。ただ、4日にユーロが大きく戻した割りには、東京金は頭重く5円高で留まり買い方を失望させた。米年内利上げの思惑が残る限り、金市場に買いが集まることはないのかもしれない。
 来週の予想レンジは先限ベースで4070円〜4370円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。11月30日に安値3262円をつけ、2009年7月以来の安値圏に値を沈めた後は、安値拾いの買いに支えられて下げ渋り、週末には為替のユーロ高ドル安を手がかりに買い戻される展開となった。
 3日に開催された欧州中央銀行(ECB)定例理事会で実施した金融緩和は市場の期待を下回る内容だったことで、ユーロが急速に買い戻され、対ユーロでのドル安が進行したことが支援材料。しかし、依然として安値圏で推移しており、2009年7月13日安値3227円を割り込むと値を崩し、一段安になる可能性もある。また、15−16日の両日に開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げが決定されるとドル高ユーロ安が進行し、ドル建てNY白金価格が再度下落する可能性があることも心理的な圧迫要因。国内の投資需要は強く地合いは底堅いものの、上値を試すには手がかり材料に乏しいため、目先は弱含みの展開が見込まれる。
 来週の予想レンジは先限ベースで3200円〜3600円。

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