東京貴金属見通し=買い戻されそうな東京金

2015/12/11 16:36:39

<金>
 今週の東京金先限は急伸して始まった後、戻り売りに頭重く推移した。
 来週は15〜16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)が最大の焦点。既にFRBによる利上げは市場のコンセンサスで、相場は概ね織り込み済み。これまでゴールドの売り要因となってきた「米利上げ観測」がなくなり、「うわさで売って事実で買う」展開が予想される。米利上げとなれば9年半ぶりであるため、市場は動揺するであろう。荒い値動きの中を下値で買い拾う姿勢が得策と考える。
 来週の予想レンジは先限ベースで4070円〜4300円。

<白金>
 今週の東京白金は乱高下。4日に発表された11月の米雇用統計は好調だったが、市場の予想範囲内に収まり、米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げが緩やかなペースに留まる見通しが強まった。これを受け、玉整理主導の買いが入り白金は急反発。週明け7日の東京市場先限は一時、前営業日比170円高の3530円をつけ、3週間ぶりに3500円台を回復したが、値位置を維持できずに週末にかけて下落する展開となった。
 世界的な資源価格全般の下落や原油安も工業品の側面をもつ白金にとっては圧迫要因。また、世界の白金生産の約7割を占める南アフリカ共和国の通貨ランドが対ドルで下落したことも、同国から輸出される白金のドル建て価格を押し下げる要因。米FOMCと日銀金融政策決定会合を来週に控え、目先は為替を睨んだ値動きが見込まれる。また、イベント通過後は材料出尽くしとなり、反動高を試す可能性もあるため、短期的な値動きには注意したい。
 来週の予想レンジは先限ベースで3200円〜3600円。

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