東京貴金属見通し=依然為替次第の東京金

2015/12/25 17:10:10

<金>
 今週の東京金先限は買い材料難の中、概ね頭重く推移した。
 来週は今週同様、金独自の取引材料を欠く中、為替次第の取引となりそう。ユーロが対ドルで再び、1.10を超えてくるようだとNY金は水準を切り上げるだろう。国内金においては、FOMCで約9年半ぶりの利上げが決定された後、下値を切り下げることなく推移している現状を底固い相場とみる向きが増えている。切っ掛け次第で買い戻しが膨らむと予想すべき状況のようだ。為替が膠着するようだと、来年1月8日に発表される米雇用統計を待つことになると読む。
 来週の予想レンジは先限ベースで4085円〜4285円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸、週明け21日に安値3293円をつけた後は急反発し、3400円台を回復した。チャート上では、11月下旬から12月下旬にかけての値固め後の上昇局面となり基調は強い。ただ、原油の下落傾向が相場の上値を圧迫していることや、米連邦準備制度理事会(FRB)による米国の利上げが来年度も続くとの見方を背景とした売りにも下押され、伸び悩んでいる。
 また、中国経済の減速に伴う需要後退懸念や独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題に伴う排ガス除去装置の触媒需要の減少懸念も尾を引きそう。しかし、一方で現在の値位置を保ち値固めを達成すれば、ダブルボトムを形成し、12月8日高値3529円を視野に上値を試す動きも期待できる。目先の下値は限られ、年末にかけては三角もち合いを形成する展開を予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで3300円〜3600円。

 来週は年末年始により休載とし、次回配信は1月8日(金)とさせていただきます。

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