東京貴金属見通し=金は利食い売り局面か

2016/03/04 16:51:05

<金>
 今週の東京金先限は強気買いが膨らみ堅調に推移した後、踏み上がる形で上値を切り上げた。
 来週は水準を大きく切り上げたことで高値警戒感が強まりそう。出来高を伴いながら安全資産としての金買いは根強いものの、テクニカルが高値警戒を示している。ここから、もしくはより上での順張り買いはリスクが高いと見る。10日の欧州中央銀行(ECB)理事会に関しては追加金融緩和が予想されており、為替がユーロ安・ドル高に振れドル建て金が下落することも警戒すべきだ。利が乗っている買い方は、下押し圧力が強まる前に利益を確定させる姿勢が得策だろう。買い仕込むなら、週後半に深く押したところを狙いたい。
 来週の予想レンジは先限ベースで4400円〜4700円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。週末にかけて上伸し、100日移動平均線(4日時点で3464円)を突破した。また、NY白金も950ドル台を回復し、基調を強めている。
 原油価格が下げ止まり、資源価格全般の下落懸念が後退したことや、欧州中央銀行(ECB)が10日の定例理事会で追加金融緩和を実施するとの見方が強まると共に、欧州の景気後退懸念が後退した。欧州地域は自動車の排ガス除去装置の触媒に白金を多く用いるディーゼル車の普及割合が高く、同地域の景気に白金の工業用需要は影響される。また、白金業界団体ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)が3月2日に発表した需給報告によると、2016年の白金の需給バランスは4.20トンの供給不足との見通しが示されたことも支援材料となり、来週は堅調推移が見込まれる。
 来週の予想レンジは先限ベースで3400円〜3650円。

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