東京貴金属見通し=金は目先の高値を試す動きに

2016/03/11 17:07:16

<金>
 今週の東京金先限は利食い売りに下落した後、ドラギECB総裁の追加利下げに否定的な発言を受けたドル安・ユーロ高を背景に10日のNY金が反発したため、地合いを引き締める形で越週した。
 来週は15、16両日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目材料。追加利上げは見送られドル安・ユーロ高が進行し、ドル建て金の一段高が期待できる流れにあるため、目先の高値を試す動きとなりそう。日足チャート上でも程良く下押した後、切り返しており、依然買い方有利を保っている。10日にユーロが対ドルで目先の下値を確認した動きは、今後も金相場に投機資金を流れ込ませるに違いない。
 来週の予想レンジは先限ベースで4500円〜4750円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。週明けに急伸し、8日には高値3677円をつけ、3カ月半ぶりの高値圏に浮上した。その後は、買い方の手じまい売りなどが入り反落したものの、3500円台を維持している。
 10日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会では追加金融緩和が決定されたものの、その後の記者会見でドラギECB総裁が一段の利下げに否定的な発言をしたことや、ユーロ圏経済予測が昨年12月よりも下方修正されたことで同地域の景気回復への期待感が後退している。また、来週は15日に日銀政策委員会・金融政策決定会合の結果発表、16日(日本時間17日午前3時)に米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表を控えている。また、米利上げが見送られるようならば金相場の上伸になびいた買いが入り上伸する可能性があるため地合いは底堅く、目先は各国の金融政策を睨みながら値固めを試す動きになると考えられる。
 来週の予想レンジは先限ベースで3400円〜3800円。

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