東京貴金属見通し=金、米雇用統計次第か

2016/04/01 17:31:41

<金>
 今週の東京金先限は新規材料待ちの中、戻り頭重く推移しボックス圏でもみ合った。
 来週は、今週末の米雇用統計で示された方向性に順張る姿勢が得策だろう。米国の利上げムードが後退し、ドル安・円高に振れる結果となれば、今週末急落した日経平均株価が続落し、貴金属市場に投資資金が流入すると読む。統計が良好でドル高の場合はNY金が下落し、国内金は4400円を再び割り込み軟調推移の一週間を強いられそう。月曜日の寄り付きに注目だ。
 来週の予想レンジは先限ベースで4250円〜4450円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。先限は3月28日安値3475円をつけた後は、週末にかけて値を伸ばし3500円台を回復して越週した。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が3月29日の講演で、追加利上げを急がない方針を改めて示したことで、世界的なリスク投資意欲が回復すると共に、中国や欧米の株式市場が上伸。景気の影響を受けやすい白金は、値を伸ばす動きとなった。
 ただ、欧州連合(EU)統計局が3月31日発表した3月のユーロ圏消費者物価指数は速報値で前年同月比0.1%低下(前月は0.2%低下)と、2カ月連続で物価下落を記録。白金を排ガス除去装置の触媒に多く用いるディーゼル車の普及割合が高いユーロ圏の根強いデフレ圧力が改めて示された。このため、目先は3月24日高値3566円を試す展開が見込まれるものの、同水準の突破に失敗すれば、欧州経済の先行き不透明感を背景とした売りが入り、反落する可能性があると考えられる。
 来週の予想レンジは先限ベースで3300円〜3800円。

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