東京貴金属見通し=金は下値の堅い動き

2016/05/20 16:51:35

<金>
 今週の東京金先限は目先の上値を試した後、利食い売りがみられ高値圏から外れる形で越週した。
 米国の利上げ観測が強まりつつあることで市場ムードは悪化しているものの、来週は下値の堅い動きがみられそう。世界最大規模の金ETF、SPDRゴールド・シェアの現物保有量が、4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表で利上げ観測が一気に高まった18日以降も増加したことと、20日の国内金の日足チャートが長い下ヒゲを伸ばし陽線で引けたことが、下値で買い拾われる環境にあると窺えるからだ。6月の米利上げ観測が後退すれば、一気に買い戻しが膨らむだろう。下値で買い拾う姿勢が得策と読む。
 来週の予想レンジは先限ベースで4350円〜4550円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。週明けに一時上伸したが、18日に公表された4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で早期利上げの可能性が示唆されたのを受け、商品市場全般が下落した流れから売りが先行し、4月21日以来約1カ月ぶりの安値圏に値を沈めた。ただ、売り一巡後は値を戻したことや供給不足見通しを背景に地合いは底堅く、目先の安値は買われる展開が見込まれる。
 英国の貴金属大手ジョンソン・マッセイ(JM)社は5月16日、2016年の白金需給は供給不足が26.8トンとなり、前年度(20.6トン)よりも供給不足幅が拡大するとの見通しを示した。欧州連合(EU)の最新排ガス規制「ユーロ6」の施行に伴う、自動車の排ガス除去装置の触媒向けの需要増が主な要因。
 来週の予想レンジは先限ベースで3400円〜3800円。

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