東京貴金属見通し=金、戻り歩調継続か

2016/06/10 16:59:19

<金>
 今週の東京金先限は、米国の追加利上げ後退観測を買い材料に堅調推移となった。
 来週も、戻り歩調継続をさせ堅調に推移しそう。14〜15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが見送られドルが軟化し、NY金は節目の1300ドル台の回復が期待できるからだ。国内金は、今週の上昇で目先の底値を確認した形の日足チャートとなり、買い安心感が広がっている。テクニカル買いと売り方の買い戻しが膨らめば、急伸する日がありそう。買い方有利の1週間になると読む。
 来週の予想レンジは先限ベースで4250円〜4450円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。低調な5月の米雇用統計をきっかけに、米連邦準備制度理事会(FRB)が6月に追加利上げを実施するとの見通しが後退したことで、利上げ観測を手がかりとした売り方の買い戻しや、原油や金の上昇になびいた買いが入った。
 来週は14、15両日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えるが、市場は既に9月利上げに焦点を合わせた調整の動きとなっており、地合いは底堅い。ただ、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が9日の講演で、欧州は低い生産性と低成長による経済への打撃が長期化するリスクに直面していると警告。欧州は白金を自動車触媒に多く用いるディーゼル車の普及率が高く、同地域経済の後退は白金の弱材料となる。また、英国の欧州連合(EU)離脱問題への懸念も欧州経済の先行き不透明感を強め、上値を押さえており、目先の戻り高値は売られる展開になると予想する。
 来週の予想レンジは先限ベースで3200円〜3600円。

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