東京貴金属見通し=金は買い戻される展開か

2016/08/19 16:47:22

<金>
 今週の東京金先限は為替の円高が圧迫要因となり、軟調推移を強いられた。
 来週は25日から開催されるジャクソンホール会合で、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の金融政策に関する発言をにらみ、神経質な取引となりそう。イエレン氏が近づく米大統領選を意識しているのであれば、米株式の急落を誘発しかねない利上げについての積極的な発言は控えると読む。共和党のトランプ候補がイエレン議長に対し批判的であるからだ。米利上げ観測が一段と後退し、NY金は買い戻し優勢の取引か。国内金は今週後半下げ渋り、円高を嫌気した売りは一巡した模様。日足チャート上における下降トレンドの反転の兆しがみられそう。
 来週の予想レンジは先限ベースで4250円〜4450円。

<白金>
 今週の東京白金は下落。8月12日の夜間立会いで高値3855円を記録し、年初来高値を更新したが、その後は下落。17日に公表された7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、米連邦準備制度理事会(FRB)が米国の政策金利引き上げに慎重姿勢を示しているとの見方が強まったことで、金の上伸になびいた買いに支えられる場面もあったが、上値が重い展開となった。
 欧州は、自動車の排ガス除去装置の触媒に多く白金を用いるディーゼル車の普及割合が高い。また、環境規制の導入により今後の需要増加が見込まれているが、英国の欧州連合(EU)離脱の影響や、中国の景気の先行き不透明感の強さが弱材料。来週は金や原油相場につれ高する場面があるとしても上値は重く、買い一巡後は買い方の手じまい売りに押される展開になると考えられる。
 来週の予想レンジは先限ベースで3300円〜3800円。

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