東京貴金属見通し=金は当面は戻り歩調か

2016/09/23 16:51:00

<金>
 今週の東京金先限は、概ね買い戻し有利の展開となり安値圏から外れての越週となった。
 来週はニューヨーク金が、米連邦公開市場委員会(FOMC)での9月利上げ見送りを背景に堅調推移が期待できるため、戻り歩調で推移しそう。ただ、イエレン米FRB議長がFOMC後の会見で、年内利上げの可能性が高まったとの指摘は気になるところ。28日にイエレン氏の議会証言が予定されている。内容次第では戻り頭を重くする要因になるかもしれない。日足チャート上で21日に40円幅の陽線で引けた国内金の動きは、反転のサインのようにもみえる。その日の安値4267円は容易に下回ることはないと読む。安値圏にあるうちに買い拾うべきだろう。
 来週の予想レンジは先限ベースで4260円〜4450円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。9月21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表を控えて売りが先行し、21日安値3333円まで下落した後は、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月の利上げを見送ったことに加え、米FOMC参加者の金利見通しでは今年と来年の利上げ想定回数がいずれも前回6月時点から減少したことで、売り方の買い戻し主導に値を戻し、3400円台を回復して越週した。
 来週は戻り高値を試す展開になると考えられ、100日移動平均線(23日時点で3537円)の水準を上抜けば、一段高を試す展開が見込まれる。ただ、一方で、世界経済の先行き不透明感も根強く、同水準の突破を前に足踏みをするようであれば、工業品としての需要が多い白金は失望感から売られ、6月29日以来の3200円台割れを試す可能性がある。
 来週の予想レンジは先限ベースで3200円〜3700円。

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