東京貴金属見通し=金は戻り売り有利か

2016/11/11 17:07:19

<金>
 今週の東京金先限は、上下に激しく揺れながら、概ね堅調に推移した。
 トランプ次期大統領の誕生は円高・株安と言われていたものの、それは一時的で実際にはドルが買われNYダウが史上最高値を更新、NY金は9日に異常と形容できる上ヒゲを伸ばした。国内金は大統領選後の円安が買いを誘ったが、週末には失速し頭重い水準に達したことを示唆。市場ムードは総じてリスク回避姿勢が後退している。来週はこの流れが継続し、安全資産である金価格を圧迫しそう。トランプ発言がいつ市場ムードと方向性を変えても不思議ではないのだが、それは来週よりももっと先の話だろう。
 来週の予想レンジは先限ベースで4100円〜4380円。

<白金>
 今週の東京白金は、8日の米大統領選挙の投開票を挟んで乱高下したものの、週間ベースでは上伸した。
 中国国家統計局が9日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.1%上昇。9月の1.9%上昇から加速し、同国経済の先行き不透明感が後退。また、中国での自動車販売台数の好調さを追い風に、ガソリン車の排ガス除去の触媒に用いられるパラジウムの価格が上昇。パラジウムは白金系貴金属であるため、姉妹金属である白金の価格を押し上げる要因となった。急騰に対する手じまい売りが入り上げ幅を削られたものの、短期的には世界的な株高を背景とした需要回復への期待感に支えられ、底堅い値動きが見込まれる。
 来週の予想レンジは先限ベースで3100円〜3450円。

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