東京貴金属見通し=戻り売り有利の金

2016/11/18 16:46:07

<金>
 今週の東京金先限は戻り歩調で推移した後、失速する形での越週となった。
 来週は、NY金の地合いが悪化していることで、売り方有利の展開か。イエレン米FRB議長が17日、米上下両院合同経済委員会の公聴会で証言し、利上げについて“比較的早い段階になる可能性がある”と言及したため、12月の利上げは確実視されている。このような状況下では、買い気乏しく売り圧力が強まると読むべきだ。トランプ次期大統領の経済政策による円安は、国内商品にとって買い材料だが、それが来週も続くか疑問視する水準まで今週、円は軟化した。NY金安と修正の円高が重なるようだと、下げ幅が大きい一日に出くわすかもしれない。戻り売り姿勢での対処が得策だろう。
 来週の予想レンジは先限ベースで4120円〜4350円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。週明け14日に安値3206円をつけた後は、為替の円安・ドル高をみた買いに支えられ堅調に推移。ただ、3300円からの上値が重く戻りは限られた。
 白金製錬業の英ジョンソン・マッセイ(JM)社が14日に発表した需給見通しによると、2016年の需給バランスは13トンの供給不足だが、翌17年は欧州の工業需要と中国の宝飾需要の減少や、リサイクル供給の増加により緩み、世界の投資需要が16年並みの水準にならなければ6年ぶりの供給過剰に転じる可能性があるとの見通しが示された。また、米国の12月利上げ見通しが強いことも相場を圧迫する要因となり、目先は上述の14日安値を試す展開になると考えられる。また、同水準を割り込めば値を崩し、10月24日安値3091円が視野に入る。
 来週の予想レンジは先限ベースで3090円〜3350円。

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