ニューヨーク貴金属市況=金は3営業日続落、約3週間ぶり安値を付ける

2018/03/02 6:00:00

 1日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み下落。
 NY金は3営業日続落。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は本日、議会上院銀行住宅都市委員会の公聴会で27日の議会下院での金融委員会と同様、今後の利上げについて前向きな姿勢を示したことから改めて警戒感が強まったほか、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が今年4回の利上げは「緩やか」な引き締めを意味するとの考えを示したことも警戒感を強め、金利の付かない金は売られやすくなる格好。一時は1300ドル割れを試すなど約3週間ぶり安値を付けた。ただ、トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムの輸入制限を発動する方針を表明し、これを受けてNYダウ平均が大幅下落となったためか、清算値(終値)確定後の電子取引ではプラス圏を回復する場面もあるなど下げ幅を縮小している。
 NY白金は大幅反落。金の下落に連れ安となったほか、パラジウムが前日比で60ドル超の下落幅を記録したことや、トランプ氏の発言を背景とした株価急落も下げ足を強める要因となり、約2カ月ぶり安値圏へと急落した。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ