ニューヨーク貴金属市況=金は一時1350ドル台、その後値を消す

2018/04/05 6:00:00

 4日のニューヨーク貴金属市場は、金を除き下落。
 NY金は小幅反発。米政権が知的財産権侵害に対する制裁として、中国製品約1300品目に高関税を課す案を公表。これに対抗して中国が106品目に追加関税を課す方針を示したことで、米中の貿易戦争激化への懸念が強まり、投資家のリスク回避姿勢が強まる展開。安全資産としての「金」が買われる格好で、一時1トロイオンス=1350ドル台を回復した。しかしその後は、本日発表された米経済指標が良好となったほか、ロス米商務長官が、米中の貿易摩擦が深刻化する現状を受け「結果的に何らかの交渉という形で収束したとしても驚くべきことではない」と語り、両国間で協議を行う可能性が高いとの見通しを示したと報じられ、大幅安で始まった米株価がプラス圏に切り返したため、金相場は上げ幅を削る展開。清算値(終値)確定後の取引では、マイナス圏に転落する場面が見られた。

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