ニューヨーク貴金属市況=金は3営業日続伸、シリア情勢が相場を支援

2018/04/11 6:00:00

 10日のニューヨーク貴金属市場は、白金を除いて堅調。
 NY金は3営業日続伸。中国の習近平国家主席が経済問題などを討議する「ボアオ・アジアフォーラム」で演説し、通商政策で対立するトランプ米政権との対話に前向きな姿勢を示したことから、過度の貿易摩擦激化に対する懸念が後退。これにより投資家がリスク回避姿勢を弱めて安全資産とされる金が売られる場面もあったが、その後はシリアが化学兵器を使用した疑惑をめぐり、米国が国連安全保障理事会で独立調査団を新設する決議案を採決するよう要請。場合によっては米国が再び軍事行動に踏み切る可能性が浮上したため、投資家がリスク回避姿勢を再度強めたことから金は買い戻される格好。対ユーロでのドル安基調を受け、ドル建てで取引される金の割安感が生じたことも買い戻しの流れを強めた。

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