ニューヨーク貴金属市況=金は続伸も、清算値確定後に上げ幅削る

2018/04/12 6:00:00

 11日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み上昇。
 NY金は4営業日続伸。シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとの疑惑を受けて米国や英仏などが軍事行動に踏み切る可能性が高まっていることを背景に、投資家がリスク回避姿勢を強めたことから安全資産とされる金は買われる格好。トランプ米大統領がツイッターで「準備しろロシア。ミサイルが行くぞ」と述べたことで投資家はさらにリスク回避姿勢を強めたため、金買いの流れは加速。一時は1369.40ドルまで上昇、1月25日高値1365.40ドルを上抜いて年初来高値を更新した。ただ、清算値(終値)確定後の電子取引では買い過剰感が高まったことなどから利食い売りが入ったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、数名の参加者が従来よりもやや急ピッチな利上げの必要性を指摘していたことが分かり、これを受けて金利の付かない金を売る動きも見受けられたためか、上げ幅を削る展開となっている。

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