ニューヨーク貴金属市況=金は反発、米長期金利の低下が好感される

2018/05/04 6:00:00

 3日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除いて堅調。
 NY金は反発。原油高に伴うインフレ懸念や米利上げペース加速への警戒感を背景に上昇していた米長期金利が、前日の清算値(終値)確定後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受けて低下。これを好感する向きからの買いが入ったほか、対ユーロでのドル高基調が一服したこともドル建て金の割安感を生じさせ、さらには本日発表された4月の米ISM(供給管理協会)非製造業景況指数が予想を下回る低調な内容となり、FOMC声明と相まって利上げペース加速への警戒感を弱めたことも金利の付かない金を支え、一時は1320ドルの節目を試した。ただ、明日発表の4月米雇用統計の内容を見極めたいとの思惑から様子見ムードが漂った面もあり、買い一巡後は積極的な商いが控えられて伸び悩む格好となった。

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