東京貴金属見通し=金、強気買い有利か

2018/05/11 17:09:30

<金>
 今週の東京金先限は、トランプ米大統領がイラン核合意からの離脱を表明したことを要因に地合いを引き締めて越週した。
 来週は買い方有利で推移しそう。中東情勢の緊張が高まっているため、リスク回避の金買いが入りやすい。日足チャート上でも4600円割れ水準が絶好の買い場であったことを確認した形となり、テクニカル買いを誘いそう。切っ掛け次第で一気に上放れても不思議ではない、市場ムードが整いつつある流れだ。強気買いで対処すべきだろう。
 来週の先限予想レンジは4590円〜4710円。

<白金>
 今週の東京白金は上伸。大型連休の谷間となった5月2日につけた安値3161円で底打ちしたとの見方から買い安心感が広がったことで、週末にかけて上伸した。
 4月20日(高値3306円)から前述の5月2日までの下落に対する3分の2戻しとなる3257.7円の水準を回復し、基調を強めている。また、NY白金も5月2日安値893.1ドルをつけた後は上昇基調を辿った。白金独自の支援材料には乏しいが、中東の地政学的リスクを背景とした金相場の上昇や、米国による対ロシア制裁を巡るパラジウムの供給懸念による上伸などになびいた買いに下支えられ、来週は上値を試す展開が見込まれる。
 来週の予想レンジは先限ベースで3100円〜3400円。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ