ニューヨーク貴金属市況=金は一時年初来安値更新も、その後下げ一服

2018/05/22 6:00:00

 週明け21日のニューヨーク貴金属市場は、金を除いて上昇。
 NY金は小幅反落。米中両政府は19日、貿易摩擦をめぐる閣僚級協議に関する共同声明を発表し、米国の対中貿易赤字の大幅な削減に向け、中国が効果的な取り組みを進めていくことで一致。また、ムニューシン米財務長官は20日、米FOXニュースのインタビューで「互いに関税を課すのを控えることで一致した」と表明し、これらを受けて二大経済大国による「貿易戦争」がひとまず回避されたとの安心感が広がったことから安全資産とされる金は売られ、一時は1281.20ドルまで下落して年初来安値を更新。ただ、その後は売り過剰感の高まりなどから安値拾いの買いが入ったほか、ポンペオ米国務長官がイランに対してウラン濃縮の完全停止などを要求し、これが達成されるまで「史上最強」の制裁を続ける方針を表明したことを受け、再び投資家がリスク回避姿勢を強めたことも買い戻しの流れを強めたため、清算値(終値)は前週末と大差ない水準となった。

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