ニューヨーク貴金属市況=金は米雇用統計などを背景に続落

2018/06/02 6:00:00

 週末1日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除き軟調。
 NY金は続落。本日発表された5月の米雇用統計で、景気動向を反映する非農業部門就業者数が前月実績及び市場予想を上回り、さらに平均時給の伸びも加速したほか、失業率も2000年4月以来約18年ぶりの低水準に改善。その後の5月の米ISM(供給管理協会)製造業景況指数も前月から上昇したうえ、市場予想も上回ったため、米連邦準備制度理事会(FRB)による今年4回の利上げの可能性が高まったとの見方が広がり、金利の付かない金を売る動きが優勢となったことから続落。ただ、世界的な貿易摩擦に対する警戒感や、イタリアやスペインの政治動向も不安視されていることから、安全資産とされる金を買う動きも見られたため下げ渋る展開となった。

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