ニューヨーク貴金属市況=米利上げ加速への思惑から金は続落

2018/06/05 6:00:00

 週明け4日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み下落。
 NY金は続落。前週末に発表された米雇用統計が総じて良好な内容となり、米国の年内利上げペースが加速するとの思惑が、引き続き金相場を圧迫するなか、ユーロ・ドル相場でドルが軟化したため、相対的な割安感から1トロイオンス=1300ドル台で推移する場面がみられた。しかしその後は、イタリア・スペインの政局不透明感の後退による投資家のリスク選好姿勢の強まりが圧迫要因となり、マイナス圏に転落した。ただ市場では「米中通商協議が不調に終わったとの見方や、欧州連合(EU)、カナダ、メキシコに対する追加関税発動など、米国の保護主義的通商政策に伴う、貿易戦争への懸念が金相場の下支えとなるだろう」との指摘が聞かれた。

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