ニューヨーク貴金属市況=金はFRB議長の発言を背景に続落

2018/06/21 6:00:00

 20日のニューヨーク貴金属市場は、白金を除き続落。
 NY金は続落。ポルトガルで開かれている欧州中央銀行(ECB)年次フォーラムに出席している、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が討論会で「段階的な利上げを継続する根拠は強い」と発言したことから、FRBによる追加利上げペースの加速が意識され、金利の付かない金を売る動きが優勢となり、一時は昨年12月以来約半年ぶりの安値を付ける続落。ただ、欧州連合(EU)は20日、米国による鉄鋼とアルミニウムの輸入制限措置への報復として、米国産品に追加関税を課すと発表したことから、世界的な通商摩擦激化に対する懸念が強まり、比較的安全な資産とされる金を買う動きもみられたため下げ渋る展開となった。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ