ニューヨーク貴金属市況=金は反落、白金は前日比40ドル超の急落

2018/07/03 6:00:00

 週明け2日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み反落。
 NY金は反落。移民・難民問題をめぐるドイツ政治の先行き不透明感などを背景にユーロ・ドル相場でユーロ安・ドル高が進行。これによりドル建てで取引される金の割高感が生じたことから売り物が先行。本日発表された6月の米ISM(供給管理協会)製造業景況指数が良好となり、これを受けて早期の追加利上げに対する警戒感が強まったことも金利の付かない金の下げ足を強め、清算値(終値)ベースでも1250ドルの節目を割り込んだ。
 白金は大幅反落。対ユーロでのドル高基調や金相場の下落に圧迫されたほか、中国の景気減速懸念も売りの流れを加速させ、前日比で40ドル超の下落幅を記録。2016年1月下旬以来の安値を付けた。市場筋は「米中貿易摩擦が激化する中、6月の製造業購買担当者景況指数(PMI)が前月から低下。こうした背景から、摩擦の激化が長引いて中国の景気が悪化すれば原材料需要も減退するとの見方が広がったようだ」と指摘した。

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