ニューヨーク貴金属市況=金は続伸も、頭重さ目立つ

2018/07/06 6:00:00

 休場明け5日のニューヨーク貴金属市場は、白金を除いて堅調。
 NY金は小幅続伸。清算値(終値)確定後に米連邦準備制度理事会(FRB)が公表する6月12〜13日開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の内容を見極めたいとの思惑から様子見ムードが漂う中、対ユーロでのドル安基調を眺めた買いに支えられてプラス圏を漂う値動き。世界の二大経済大国である米国と中国が6日にそれぞれ追加関税を課す制裁措置を発動する見込みであり、こうした背景から貿易戦争突入への警戒感が根強いことも、安全資産とされる金を支援した模様。清算値確定後の電子取引では、公表されたFOMC議事要旨に特に目立った内容が見当たらなかったためか、公表直後はさほど反応しなかったものの、議事要旨の内容がある程度消化されると、緩やかながらも利上げを継続する方針が示されたと受け止める向きが出たためか、金利の付かない資産である金を売る動きが広がり、頭重さが目立つ格好となっている。

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