ニューヨーク貴金属市況=金は強弱材料が交錯する中、小幅反落

2018/07/07 6:00:00

 週末6日のニューヨーク貴金属市場は、まちまち。
 NY金は小幅反落。米労働省が本日発表した6月の雇用統計で、景気動向を反映するとされる非農業部門就業者数が予想を上回る増加幅となったほか、好調の目安となる20万人増も2カ月連続で上回り、景気拡大を背景とした雇用の底堅さが改めて示されたことから、投資家がリスク選考意欲を強めて米株価が上昇。これを受けて安全資産とされる金の魅力が低下したため、マイナス圏を漂う値動き。ただ、対ユーロでのドル安によりドル建て金の割安感が生じた上に、雇用統計についても失業率や平均時給の伸びが低調であるなど弱い面も見受けられたためか、積極的に金を売る流れとはならなかった。市場関係者は「米中貿易摩擦への懸念が根強いことも金の下落に歯止めを掛ける要因となったようだ」と指摘した。

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