ニューヨーク貴金属市況=米国の利上げ継続観測を受け、金は続落

2018/07/18 6:00:00

 17日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み続落。
 NY金は続落。アジア・欧州取引時間帯では概ね1トロイオンス=1240ドル台前半で推移したものの、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を前に、利上げペース加速への警戒感から次第にファンド筋の売り物が優勢となり、欧州取引終盤に1240ドルを割り込んだ。その後発表された6月の米鉱工業生産指数が0.6%増と前月(0.5%減=改定値)から大幅な改善を示したことで、為替相場でドルが上昇。ドル建て相場に相対的な割高感が浮上したことに加え、パウエル議長が議会証言で米経済に楽観的な見通しを示し「段階的な利上げの継続が最善」と述べたことで、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ観測が強まったほか、米経済が堅調に推移すれば12月にも利上げが実施されるとの思惑も浮上。金利を生まない「金」を売る動きが優勢となり、一時1225.90ドルまで売られ、昨年7月以来、1年ぶりの安値を付けた。

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