ニューヨーク貴金属市況=金は4営業日ぶり反発

2018/07/19 6:00:00

 18日のニューヨーク貴金属市場は、金を除き軟調。
 NY金は反発。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が前日の上院議会証言で利上げに積極的な姿勢を示したことが引き続き相場の圧迫要因となり、欧州取引時間帯に一時1トロイオンス=1220.90ドルまで水準を下げた。しかしその後は、ユーロ・ドル相場でのドル高一服を眺めて下げ渋る展開。本日発表された6月の米住宅着工件数が予想を下回ったことも材料視され1220ドル台後半まで切り返し、清算値(終値)では小幅ながらプラス圏に浮上した。トランプ米政権が、ウラン鉱石と同製品の輸入が安全保障に及ぼす影響について調査を始めると発表。ロシアやカザフスタンなどからの輸入に対し新たに関税を課す可能性を示唆したほか、パウエル議長が本日の下院議会証言で、保護主義の台頭がいずれは米国や世界経済の成長にとってリスクになるとの考えを改めて示したことで、安全資産としての「金」を買う動きに繋がったとの見方もある。

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