ニューヨーク貴金属市況=金は反落、一時1210ドル台

2018/07/20 6:00:00

 19日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み下落。
 NY金は反落。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを継続するとの見方が改めて材料視され、ユーロ・ドル相場でドルが上昇。ドル建て金相場に相対的な割高感が強まったため、ファンド筋の売り物が先行。本日発表された米経済指標が総じて良好な内容であったことも金相場の圧迫要因となり、一時1トロイオンス=1210.70ドルまで下落、昨年7月以来の安値を付けた。取引終盤にトランプ米大統領が、FRBの利上げに不満を表明したことで、清算値(終値)確定後の取引で1230ドル目前まで買い戻されたものの、買い一巡後は1220ドル台前半でもみ合いとなった。
 NY白金は続落。トランプ大統領が検討を指示した自動車や部品の輸入制限について、関係者から意見を聞く公聴会が開かれた。米最大の業界団体である自動車工業会(AAM)など、参加者の多くが高関税の導入に反対を表明したとみられるものの、輸入制限が実施されれば自動車向け需要が落ち込むとの警戒感が強まり売られる展開。一時800ドルの節目を割り込み、2008年12月以来の安値を付けた。

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