ニューヨーク貴金属市況=金は反落、1200ドルを割り込む

2018/09/05 6:00:00

 連休明け4日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み下落。
 NY金は反落。トランプ米大統領は前週、中国から輸入する2000億ドル相当の製品について6日までに一般の意見を募集した上で、今週中にも追加制裁関税を発動する考えを表明。同大統領はまた、前週末に物別れに終わったカナダとの通商協議を踏まえ、1日にツイッターで「新しい北米自由貿易協定(NAFTA)にカナダをとどめる政治的必要性はない」と述べ、これらを受けて世界的な貿易摩擦激化への懸念が強まったことから、外国為替市場で新興国通貨売りが再燃して投資家はドルに資金を流入させる格好。加えて、米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製造業景況指数が2004年5月以来14年3カ月ぶり高水準を記録し、これもドルがユーロなどに対して強含む要因となり、ドル建てで取引される金の割高感が生じて売り物が先行。1200ドルの節目を割り込んだ。

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