ニューヨーク貴金属市況=金は反発、金需要先細り懸念が後退

2018/09/20 6:00:00

 19日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み堅調。
 NY金は反発。トランプ米大統領は17日、2000億ドル相当の中国製品について関税を引き上げる方針を発表したが、25%の関税が上乗せされるとの大方の予想に反して10%の関税上乗せにとどまったほか、中国の李克強首相が世界経済フォーラム夏季会合(夏季ダボス会議)の開幕式での演説で、巨額の対中貿易制裁を決めたトランプ米政権を念頭に「問題があれば協議によって解決すべきだ」と対話の重要性を訴え、これらを受けて米中両国が貿易に関して将来的に妥協するとの楽観的な見方が市場に広がり、貿易摩擦激化に伴う中国勢の金需要先細り懸念が後退。テクニカル的な買いも見受けられ、水準を切り上げる展開となった。ただ、市場からは「米中両国とも関税上乗せによる報復の応酬を続けているため、先行きは依然不透明だ」との声も聞かれた。

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