ニューヨーク貴金属市況=金は反発も、頭重さ目立つ

2018/11/08 6:00:00

 7日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み堅調。
 NY金は小幅反発。市場の注目を集めていた米中間選挙は、上院では与党共和党が過半数を維持した一方、下院では多数派を野党民主党が奪還。これにより議会の「ねじれ」が生じ、トランプ大統領の掲げる追加減税や規制緩和の実現が困難になるとの見方が広がり、投資家がリスク回避姿勢を強めたことから、NY取引開始前の電子取引では安全資産とされる金が買われて堅調推移。対ユーロでのドル安基調によりドル建て金の割安感が生じたことにも支えられた。ただ、NY取引開始後は対ユーロでのドル安基調が一服したほか、米株価の大幅高を受けて投資家がリスク回避姿勢を弱めたこともあり、プラス圏は維持しながらも頭重さの目立つ値動きとなった。市場関係者は「米中間選挙の結果は金を支援していたが、実際は大方の予想通りだったためかある程度消化された状態の米株式市場では買い安心感につながり、金の上値を抑える要因となってしまったようだ」と指摘した。

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