ニューヨーク貴金属市況=金は3営業日続落、ドル高などに圧迫される

2018/11/28 6:00:00

 27日のニューヨーク貴金属市場は、パラジウムを除いて下落。
 NY金は3営業日続落。ニューヨーク取引開始前の電子取引では、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演や20カ国・地域(G20)首脳会議後に開かれる見通しの米中首脳会談を待ちたいとの思惑から様子見ムードが漂う中、積極的な商いが控えられて動意に乏しい値動きが続いていた。しかしニューヨーク取引が開始されると、米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長が講演で、政策金利は景気を過熱も冷やしもしない中立水準に「より近づいている」としながらも、緩やかな利上げを継続すべきだとの認識も示し、これを受けてドルが対ユーロで上昇。ドル建てで取引される金に割高感が生じたほか、副議長の発言は金利を生まない資産である金の魅力低下にもつながり、下げ足を強める展開となった。

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