ニューヨーク貴金属市況=金は米FRB議長の発言を受けて反発

2018/11/29 6:00:00

 28日のニューヨーク貴金属市場は、白金を除いて上昇。
 NY金は反発。取引序盤までは、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長による講演を待ちたいとの思惑から積極的な商いが控えられ、方向感に欠ける値動きが続いていた。しかし取引中盤以降は、パウエル議長が講演で米経済見通しには「多くの好材料」が存在するとの見解を示しながらも、物価安定と最大雇用というFRBの二大責務の達成は近いと述べたほか、政策金利は中立金利を「若干下回る」水準にあるとの認識を示し、これを利上げ打ち止めが迫っていることを示唆していると受け止める向きが多かったため、金利を生まない資産である金の魅力が高まり買い先行の展開。同議長の発言は同時に対ユーロでのドル安も招き、ドル建てで取引される金の割安感が生じたことで上げ足は強まった。

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