ニューヨーク貴金属市況=金は反落、対ユーロでのドル安基調が一服

2018/12/22 6:00:00

 週末21日のニューヨーク貴金属市場は、白金を除いて下落。
 NY金は反落。世界的な景気減速懸念が強まる中、米政府機関閉鎖が懸念されていることや、英国の欧州連合(EU)離脱の先行き不透明感なども投資家のリスク回避姿勢を強める要因となり、安全資産とされる金が買われた前日の流れを引き継ぐ場面もあった。しかしその後は、買い過剰感が高まったことなどから利益確定の売りが見受けられる中、対ユーロでのドル安基調一服により、ドル建てで取引される金の割安感が後退したことも下げ足を強め、1260ドルを割り込むなど水準を切り下げた。ただ、市場からは「米暫定予算が21日に失効した場合、22日から財務省や国務省、国土安全保障省などの一部が閉鎖され、米経済に悪影響を及ぼす可能性があるため、安全資産とされる金の下値は堅いのではないか」との声も聞かれた。

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