ニューヨーク貴金属市況=金は反発、米FRB当局者の発言を受け買い先行

2019/01/10 6:00:00

 9日のニューヨーク貴金属市場は、軒並み堅調。
 NY金は反発。ニューヨーク取引開始前の電子取引では、米中貿易協議への期待感などから投資家の過度なリスク回避ムードが和らぎ、安全資産とされる金が売られやすくなっていた。しかしニューヨーク取引に入ると、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁が連邦準備制度理事会(FRB)による年内の利上げは1回に終わりとの見方を示したほか、シカゴ地区連銀のエバンス総裁やボストン地区連銀のローゼングレン総裁が利上げに慎重な見方を示すなどFRB当局者が相次いでハト派的発言をしたことから、金利を生まない資産である金は一転して買い戻される格好。また、ドルが対ユーロで下落し、ドル建て金の割安感が生じたことも買い戻しを誘い、プラス圏に浮上した。清算値(終値)確定後に公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でも利上げに慎重姿勢を示す参加者がいたことが明らかにされたため、金はさらに買われやすくなっている。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ