東京貴金属見通し=金は買い方有利か

2019/01/25 16:45:30

<金>
 今週の東京金先限は、目先の下値を確認した後、概ね堅調に推移した。
 来週は米政府機関の一部閉鎖の長期化、米中貿易摩擦、英国の欧州連合(EU)離脱問題などを背景に、安全資産としての買いを集め強含みで取引されると読む。29日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)も、ゴールドの地合いを引き締める要因になりそう。米国の利上げペースに注目が集まるなか、今年上半期の利上げ見送り予想が高まるようだと一段高の動きが期待できる。弱気になる材料は見当たらない。買い方有利の一週間と判断し、強気買いで対処すべきだろう。
 来週の先限予想レンジは4470円〜4610円。

<白金>
 今週の東京白金は上下動。一時2800円の大台を割り込んだが、その後は買い戻され、三角もち合いを形成。また、NY白金も800ドルの節目を下回った場面では買い拾われ、底堅い動きとなった。
 ただ、NYパラジウムが1月17日に高値1396.4ドルの上場来高値を付けた後に急落したことから買いが見送られた他、来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えることも市場の様子見姿勢を強め、短期的には現在の値位置でもち合いながら値位置を探る展開が見込まれる。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が米FOMC後に行う会見が追加利上げペースの減速を示唆する内容になれば、金相場の上伸になびいた買いが入り、もち合いを上放れることも期待される。
 来週の予想レンジは先限ベースで2700円〜3000円。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ